名古屋フィル サマーコンサート&第350回定期 [音楽]
常任指揮者、フィッシャー登場で演奏会2回。
8月31日は市民会館で、サマーコンサート。
ドビュッシー夜想曲。3曲目の合唱が美しい。
ショスタコーヴィチ、ヴァイオリン協奏曲第1番。バイバ・スクリデのソロ。
ふだん、初演者オイストラフのCDばかりで聴いているので、テンポの違い(遅めに感じた)で曲の胃のいたくなるようなあの緊張感がさらに強く感じてくる。フィナーレのブルレスクでの開放感が異常に感じてくる。
後半のベートーヴェンの第5交響曲。出だしにつまずいたのだが(あの開始は本当に難しいのだとわかる)、だんだんよくなり、フィナーレは最高。
9月6日、第350回定期。
メシアン、キリストの昇天。
今年、生誕100周年として記念演奏とのこと。美しい響きとメシアンの神秘的というか独特の感覚がでたいい演奏だったと思う。
武満、ファンタズマ/カントス。クラリネットソロの晩年の曲。武満の曲は、よく聞き込んでいないので、特に晩年の様式の曲はみんな似た感じに聞こえてしまう。今後よく聞き込もう。
ラヴェル、ダフニスとクロエ全曲。バレエ音楽全曲演奏はめずらしいかも。合唱が重要なのだが、調子が悪かったのか、雑に聞こえる部分がややあった。オーケストラはいい。
自分としては、曲の相性がよくないので、退屈に感じてしまう。本当はバレエ音楽はバレエ付きで聞きたいのです。チャイコフスキーの3大バレエとしてもそうだし、ストラヴィンスキーの曲はバレエなしでも聞いていてすきなのだが、本当はバレエつきで見たいと思う。ラヴェルだと、ボレロがそうだった。
フィッシャーの指揮ぶりは、本当にすごい感じがする。オーケストラからでてくるサウンド、曲のよさが感動する。また、曲それぞれに指揮ぶりが違う。
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