名古屋フィル第342回定期 [音楽]
先週のシュトックハウゼン死去の報以来、シュトックハウゼンの曲を集中して聴いていた。
日曜日全曲、少年の歌、グルッペン、マントラ、モメンテ。日曜日の別れは繰り返し聴いた。
そのような状況で、ひさびさに生でオーケストラ音楽を聴くと、20世紀前半の曲のプログラムとはいえ、オーケストラ音楽というのは、ヨーロッパの伝統に連なる音楽と改めて認識してしまった。最近はクラシック系の音楽をあまり聴いていなかったので、特に感じてしまった。
ゲーム音楽ばっかだ。東方とか。いなこいのSpirutual love のバックのサウンドがぞくぞくするぞ。それと比べると、曲ののりはいいけど、Magus Tale のOPはふつうの感じ。
今日の曲目は4曲。ディアギレフ関連をテーマに。
サティ「パラード」
ミニマルの先駆と感じる繰り返しの多様。サイレンとかの具体音の響き。なにか白けたような音楽が淡々と続く。おもしろい音楽なんだけど、拍手が少ない感じ。まわりでもしていない人が見られる。
プーランク「牝鹿」
プーランク音楽のある一面的な快活な洒落た雰囲気。
R.シュトラウス「ブルレスケ」
ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」
1947年版とのことだが、終結部で驚き。ペトルーシュカの亡霊部分がカットされ、ジャンと強奏で終結。
この終結は、自演盤の「バレエ組曲」の1枚に収録されたペトルーシュカ組曲の終結と同じだと思ったが、記憶が間違っているかもしれない。(聴きなおして、確かめていないので)
これは、拍子抜けするような感じで、中途半端に終わったようですっきりしない気になってしまった。
なぜ、これを使ったのだろう。1947年版のスコアはどうなっているのか気になってしまった。
それは別にしても演奏は、金管が少しミスがあったとはいえ、リズムもよくいい演奏だったと感じた。
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