11月10日音楽の扉コンサート [音楽]
11月10日、愛知県芸術劇場音楽の扉シリーズ第2回「ピアノが誘う未来の扉」と題したピアノコンサート
ピアニストは廻由美子。
演目は13曲
ハイドン ピアノソナタ第23番 、べートーヴェン ピアノソナタ第14番
シューベルト・リスト編曲「君こそわが憩い」「ウィーンの夜会」
ショパン ワルツ4番・6番 マズルカ 7,17,38番
ドビュッシー2曲、ガーシュイン、ストラヴィンスキー1曲。
ピアノ曲を時代順にならべ変遷と魅力を感じさせるプログラム。
約200年として、変化は大きい。形式は別として、リズム・音の多さと複雑になっていく様が感じられる。
最後にストラヴィンスキーの火の鳥「カスチェイの踊り」のピアノ編曲(誰かは明示されていなかった)が演奏されたが、ピアノだと聞き分けができず、管弦楽化がいかに大きい問題がわかった。
(以前CDで聴いた春の祭典のピアノ版ではそこまで思わなかったのだが)
名古屋フィル第340回定期 [音楽]
10月6日の名古屋フィル第340回定期演奏会。
プロコフィエフ交響曲第1番。グリエール ハープ協奏曲。ラフマニノフ 交響的舞曲。3曲。
前回、バッハ最後の曲について、書いたが、交響的舞曲はラフマニノフ最後の曲。
有名なピアノ協奏曲第2番や交響曲第2番とは、完全に傾向が異なる曲。
暗さ、陰鬱さと異常な攻撃的な音響のかたまり。打楽器が多用される。ほとんど大音響の打撃音であり、打楽器の音色的使用とは違う。この曲でもそう思うが、ワルツが鬱と不安とかの状況をかもしだすのに使われる。これが、最後の曲なので、ラフマニノフの晩年について考えられてしまう。
BCJ名古屋公演~バッハロ短調ミサ [音楽]
10月7日しらかわホールで、バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会。
バッハ ロ短調ミサ曲。
この曲で感じる、崇高さ、偉大さ、そして楽しさが完全と感じた。(表現がよくないね)
テンポがよく、のれるリズムこそがこの曲で一番重要だと感じているので。
バッハの曲で一番すきなので、これが生で聴ける機会はすごくうれしい。普通、この曲だと、偉大さとか凄さとかばかりいわれるが、これほどリズムの音楽、祈りと喜びが表現される聴いていて至福を感じる曲はないと思う。
第3部サンクトゥスのみ合唱の配置を変えていた。STBASをSATBに。
作曲家の最後の曲が、非常に興味がある。
バッハの場合、ロ短調ミサ曲が、最近の研究だとそうらしい。
これまでいわれてきたのには、フーガの技法(CPEバッハがそう書いていた?)または口述筆記されたというBWV668のオルガンコラール「われは汝の御座の前に進む」があった。
最後の曲には、人生の最後を感じ、そのもとでかいたものと、突然の終末(事故急な病気ほか)で絶筆となっていたものがあるが、この曲は前者そのものだろう。
名フィル第339回定期 [音楽]
15日の名古屋フィル第339回定期演奏会。
グリーグ没後100年・シベリウス没後50年記念で北欧音楽プログラム。
前半。ニールセン「ヘリオス」、グリーグ ピアノ協奏曲。
後半。シベリウス 交響曲第6番、第7番。
シベリウス6番、7番は初めてライブで聴いた。続けて聴くと、関連あるようで、感慨深い。
シベリウスをライブで聴くと(8月にも2番)、リズム的な曲に感じられたし、唯一の打楽器のティンパニの重要性を強く感じる。これがないとシベリウスのオーケストラ音楽じゃないように思ってします。
この日、いつもより聴衆の雰囲気がいいように思ったが、マナーがよくなってきたのでしょうか。
名古屋フィル第333回定期 ~ マーラー6番 [音楽]
2月10日 名古屋フィル第333回定期演奏会
プログラムはマーラー交響曲第6番。指揮は沼尻竜典です。
曲のパワーもあり、少々ミスもあったとはいえ、全体通せば感銘をうけ名演といえたと思う。感激もの。
打楽器陣を終演後の拍手のなかで最初にたたせていたが、打楽器あってこその6番ともいえるし、その演奏もよかった。
マーラーの6番について、おもうこと
名古屋フィル第323回定期 [音楽]
3月8日、名古屋フィル第323回定期演奏会。
常任指揮者だった沼尻氏の常任としての最後の定期でした。
様々な意欲的であり冒険的なプログラムが多く、すばらしかったり楽しい曲を多数聴かせてもらいましたが、最後もなかなかの曲目です。
シェーンベルク 管弦楽のための変奏曲
ドビュッシー 遊戯
ブラームス(シェーンベルク編曲)ピアノ四重奏曲第1番
このような曲だと聴けるだけで感激なのですが、演奏もいいので心に残ります。
今後も出演があるといいのですけど。(来期はマーラー6番のみ)
シュトックハウゼン2 [音楽]
シュトックハウゼン ドイツの作曲家。1928年生。第2次大戦後の前衛音楽の旗手でブーレーズ・ノーノとともに前衛の3羽烏と呼ばれ、ヴェーベルンを引き継ぐトータルセリーの音楽・電子音楽など創作。後に直観音楽?などの創作。主な作品はコンタクテ・グルッペン・ヒュムネン・モメンテ。